こんにちは、akuzanです。
今日紹介する本はこちら
『最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法』メンタリストDaiGo
本書は、日本唯一のメンタリストであり、
テレビでも大活躍中の著者が、
最短の時間で最大の成果を手に入れることができる超効率てきな勉強法を紹介!
企業のビジネスアドバイザーやプロダクト開発、作家、大学教授としても活躍している著者が
どのように勉強・インプットしてきたのか?
各種の資格やテスト勉強、読書のインプットを効率化するためにも
さっそく書評していきます!
目次
やってはいけない!?7つの勉強法
Daigo式アクティブラーニング
①想起
②再言語化
まとめ 『最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法』メンタリストDaiGo
やってはいけない!?7つの勉強法
参考書にアンダーラインを引く、語呂合わせで年号を覚える、忘れる前に復習するなど、
「定番」ともいわれる勉強法・試験対策があります。
普段の予習・復習、定期テストや受験に至るまで、様々な場面で活用されてきたこれらの方法、実は、
やってはいけない勉強方法だったのです!!!
なんだって!? 今までやってきたことばかりだよ。でもどうしてダメなんだろう?
なぜこれらの勉強法はやってはいけない勉強法なのでしょうか?
本書「超効率勉強法」では「やってはいけない勉強法」について次のように説明しています。
心理学者の多くは、ハイライトやアンダーラインを「ただの気休め」と呼んでいます。覚えたいことを脳に刻むには、ハイライトやアンダーラインはまったく使えません。(中略)
問題なのは、ハイライトを引いただけで脳が満足してしまう点です。
語呂合わせのフレーズがいったん頭に刻み込まれれば、完璧に忘れ去ることは逆に難しいでしょう。
しかし、これは「記憶術」としてもメリットにすぎず、「勉強法」として知識を活用可能な形で身につける観点からはほとんど役に立ちません。
「忘れないうちに復習する」というアドバイスは完全に間違いで、本当は「忘れたころに復習する」が正解だったのです。
(中略)忘れたころに復習した場合、脳のリアクションはこうなります。
「わざわざ思い出そうとしているということは、この情報は大事なものに違いない。ちゃんと記憶しておこう!」思い出す作業が脳に刺激を与え、記憶の定着に結びついていく訳です。
なるほど。今までやっていた勉強法は付け焼刃でしかなく、本来の「学び」には程遠いのか・・・。
受験を経験したことのある人なら特に、「自分の勉強法は間違っていたんだ。時間の無駄だったのか・・。」
と落ち込んでいるかもしれません。
しかし本書では、科学的に効く勉強法について詳しく説明されています。
大事なところを押さえることができれば、「勉強してもなかなか成果に結びつかない。」「覚えが悪いのは自分の頭の出来が悪いからだ。」
と、悩む必要は無くなっていきます。
では、科学的な勉強法を学んでいきましょう。
Daigo式アクティブラーニングとは?
前述した勉強法は授業や講義を聞きながらノートを取るような受け身の勉強法であると言えます。
これでは頭を使ったことにならず、脳は刺激されずに記憶の定着に至りません。
この受け身な勉強法に対して、本書では
アクティブラーニング(積極的学習)
を取り扱っています。
具体的に以下二つのポイントについて書かれています。
①想起
②再言語化
の二つです。
そのテクニックを具体的に見ていきます。
①想起 クイズ化
想起のテクニックの一つがクイズ化です。
クイズ化とは、覚えたい情報をクイズにして、自分の記憶度をテストする方法です。
近いものに、単語カード、テキスト暗唱、模擬テスト、問題集が挙げられます。
これらの方法は、心理学的の世界で「検索練習」と呼ばれているもので、
単にテキストの再読と比べて50~70%も記憶の定着率がよくなることがわかっています。
本書ではそこからさらにアクティブに考え、「すべての勉強をクイズ化できないか?」という提案をしています。
例えば、
1.テキストを1ページ読んだら、いったん本を閉じる
2.いま読んだばかりのページに何がかいてあったかを思い出す
このとき、このページのポイントや興味をひかれた箇所を思い出します。
こうすることで、普段のテキストの読み込みを「ミニテスト」にすることができます。
でも読んだばかりのページならすぐに思い出せるのでは?
しかし、実際に取り組んでみると内容が思い出せません。
人の記憶はあいまいで、いい加減なものであると気づくことができます。
これを読んでいる方もぜひ試してみてください。
慣れてきたら、1ページではなく、大見出し事や章ごとにミニテストを行うようにしてみましょう。
基本的なテキストを読むときほど、細かいクイズ化を心がけてください。
基本的に「想起」の回数が多いほど記憶に残りやすいため、(中略)
1ページごとのクイズ化が大きな効果を発揮します。
他にも、
・ノートを取る時
・自分でテストの問題を作る
・マインドマップを使ったテストの作り方
など、たくさんのテクニックが掲載されています。
②再言語化 自己解説
二つめのテクニックが自己解説です。
その方法は
1.学びたいことをリスト化する
2.「なぜ」と「どうして」を自分に質問する
3.答えを書き出して確認テストをする
の3ステップに分かれています。
実際にやってみましょう。
1.学びたいことをリスト化する
私は現在睡眠について勉強をしているので、
・睡眠のメカニズムについて理解する
を例にやってみます。
2.「なぜ」と「どうして」を自分に質問する
「どうして」昼間仕事中に眠くなるのだろうか?それは睡眠負債がたまっているからで、寝だめしても効果がないと勉強した。でも、「なぜ」寝だめしても睡眠負債は返済できないのだろうか?それは実験から40分の睡眠負債を返すには14時間の睡眠が3週間も必要になることからわかったからで・・・・・・・。
このように、
自分で設定した質問に自分で答えていき、その間に新たな疑問が出てきたら、その質問にも答えて・・・・と
どうして説明が思いつかないレベルまで質問を深堀していきます。
この「自己解説」によって脳の「もうわかった!」「これ以上は学ばなくても大丈夫!」
というバイアスを外すことができます。
このバイアスを外すことで、記憶を定着させることができます。
まとめ 『最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法』
『最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法』 を紹介しました。
受け身ではなく、アクティブに勉強することを意識することで、脳に刺激を与え、記憶の定着につなげることができます。
私自身、保育士試験の勉強中で、本書を読んでから勉強法を変化させました。
実践方法については追記していきます!参考になれば幸いです。
本書は他にも
・好奇心を刺激する
・音楽を正しく使う
・クロノタイプに逆らわずに休む
・テレビゲームの有効性
など、様々なテクニックが紹介されています。
試験勉強だけでなく、読書時のインプットにも使える方法です。
ぜひ本書を読んで最短の時間で最大の成果を手に入れましょう!
さいごまで読んでいただき、ありがとうございました!